「なぜあの時あれを見逃してしまったのか」「なぜこんなものを買ってしまったのか」「どうしてあんな簡単な問題が解けなかったのか」?
そんな疑問を”認知バイアス”(非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など、人間が犯しやすい認知の誤りを指す言葉)という考え方でひも解いてみる。
著者は、鈴木宏昭さん!
青山学院大学 教育人間科学部教育学科教授。博士(教育学)!
この本を読むと人間という動物は、間違いやすい生き物だということがわかる。また、行動経済学を学ぶ上でも役に立つ一冊です。
最近、Amazon.comで買って読んだ本の紹介!
「 認知バイアス 心に潜むふしぎな働き 」 (ブルーバックス) 新書 – 2020/10/22
【本書の構成】
第1章 注意と記憶のバイアス:チェンジ・ブラインドネスと虚偽の記憶
第2章 リスク認知に潜むバイアス:利用可能性ヒューリスティック
第3章 概念に潜むバイアス:代表性ヒューリスティック
第4章 思考に潜むバイアス:確証バイアス
第5章 自己決定というバイアス
第6章 言語がもたらすバイアス
第7章 創造(について)のバイアス
第8章 共同に関わるバイアス
第9章「認知バイアス」というバイアス
一読の価値あり!
本書の中身は、ソフトな学術論文を読んでいるようで、専門用語が多くて、ちょっと難しいかも?
この本を読むとわかります。
人間の判断には、すべてにバイアスがかかっているようです。
人は間違う!
当たり前!
その事実を前提に社会や組織の仕組みを考えていかないといけないようです。