今を生きる言葉「騏驎も老いては駑馬に劣る」

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騏驎も老いては駑馬に劣る
きりんもおいてはどばにおとる

人間、誰もが年をとります。

十代の女の子が二十代、三十代の女性をオバサンだと思っていても自分も年をとります。
二十代の男が三十代の男をオッサンと思っていても自分も数年後には、オッサンになるのです。
年をとる!
若いころは、優秀で才能があった人も年をとります。

騏驎も老いては駑馬に劣る

「 騏驎も老いては駑馬に劣る 」という言葉には、若いときに素晴らしい才能を持つ人でも、年をとれば、そのすべてが衰えるという意味が込められています。

駑馬(だば)に劣る

そのとき、その人は、普通の人と何もかわることがないのです。
「 騏驎(きりん) 」は、かっこよくて、美人で一日に千里を走る馬とされています。
「 駑馬(だば) 」は、駄馬(だば)!
足が遅く、ブサメン、ブスで馬鹿な馬という意味です。

騏驎も老いては駑馬に劣る

どんなに、若いとき、優秀で才能がある人でも年をとれば、その能力や存在感は、凡人とかわらないのです。
美人、いつかシワクチャになります。
イケメン、いつかヨボヨボになります。
試験勉強が得意な人も認知症、痴呆になります。
この世界(宇宙)は、とどまることをしりません。

騏驎も老いては駑馬に劣る

昔から、この言葉に何のとりえもないダメ人間は慰(なぐさ)められてきたのです。
そして、ノーベル賞を取ろうが大企業のCEOになろうが社会で成功しようが最後は、死にます。
無です。


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