2020年の冬!
令和二年、
今年は、
暖冬で雪が少ない。
かわいい!
グレタさんの叫び?
これは、
グレタ・エルンマン・トゥーンベリさんが主張する!
地球温暖化なのか?
それとも地球の地軸が動いているせいなのか?
またまた、軌道強制力による地球寒冷化の前兆なのか?
そんなことを
独り”想い”ながら、
日々、
天体運動に隠された秘密を探る
謎の
哀れな
中年オヤジは、
一人、関東近郊の低山に登りに行った。
装備は、
日帰りの
防寒着に
ザックだけの
軽装!
宿は、
数千円、
素泊まり!
本当に
今年は暖かい!
1月中旬でも積雪は数センチ!
登山といっても、
簡単なトレッキング、
日帰りで山頂まで往復12キロ程度の距離だ。
人生の先が見えた中年オヤジは、
一人、
孤独に歩く!
雪がない!
天気は曇りだが雨も雪も降らない。
道行く人は、
数えるほど…
遭遇した人?
たったの二人だけ!
私は、
歩きながら
人生を考える。
振り返れば後悔ばかり!
曇天!
曇り空?
見上げた雲に
三十代の頃、片思いをした女性の名前と顔が浮かぶ!
戻らぬ歳月、
それ浮雲…
人生、
道は続く…
しかし、
私の後ろに戻り道はない!
私は、
もう帰れない。
後より先が短いのだ。
正面、
登山道は、
きれいに整備されている。
鹿さん?
タヌキさんの足跡を発見!
私は、
一人じゃない?
と思いたい。
登り道?
まさに
人生?
登っては下る。
そして、
生まれては死ぬ。
いつか
誰もが…
無の世界?
振り返る。
見下ろす。
見下す。
世界?
スキー場が
登山道の入り口だ。
今年は雪がないせいかスキー客の数が少ない。
本当に
不景気な世の中だ。
そして、
この
山には、
誰もいない。
私だけ…
だから、
空気がおいしい。
上から下から風が吹く!
寒い?
嘆(なげ)く
人生を…
中年オヤジが首を上げ曇り空を眺める。
雲、
動く…
“想い”!
天まで届け!
山、
高く、
空、
広がる。
私は何かを探している。
しかし、
それは、
見つからない。
答え?
どこにあるのか…
誰にもわからない。
道は続く…
安宿に一人?
孤独、
ネットで
昔の音楽を楽しみながら
缶ビール!
ゴクゴクと
グラスも冷えた
酒を飲む!
窓はない!
地下室の客室に独り、
外は雨、
風が冷たい!
音が聞こえる。
私は出られない。
宇宙に一人?
独我の世界に支配された
自分自身という名の牢獄(ろうごく)から…
いつかは目覚める。
そして、
物心が
ついてから
その
いつかを求めた。
青かった
無知だった
あの頃から
今日まで、
その
いつかを探した。
しかし、
その
いつかは、
来なかった。
私は待つ。
私は求める。
強く、
儚く、
夢の中?
命尽きるまで、
その
いつかは来るのか?
私は、
答えを
求めている。
孤独な旅は続く…