教育の理念とは、
何でしょうか?
上級の学校に進学するため?
協調性?
肩書きのため?
産業社会への適応力を育むため?
違う!違う!そうじゃない!
と
今から二百年以上前にスイスの教育家ペスタロッチ(1746~1827)は、一人、新しい教育を提唱、実践しました。
そして、
ペスタロッチは、
学校というものが一部の特権階級だけの時代に貧しき人々にも門戸を広げるように奮闘しました。
当時の社会では、貧乏人の家の子供は、十代になると奉公(ほうこう)に出されて家を出ます。(家を追い出される。)
子供たちが早く社会に出ると社会の悪い部分も子供たちに影響してしまいます。
ある日、若きペスタロッチは、子供なのに弱い者いじめをしたり、おカネに汚かったりする子供が多いことに気がつきます。
そこで、ペスタロッチは、「愛」の力で教育を行なうことを決意します。
ペスタロッチは、自分が経営する農場で貧しい子供たちを受け入れて、一緒に働きながら子供達の目線に立ち一緒に勉強しました。
そんな、理想を掲げ、おカネにもならない魂の事業を行なうペスタロッチは、周囲の人間から馬鹿にされました。
しかし、
彼は、
自分の信念を通します。
当時の教育は、特権階級の学校でも下層民の教育機関でも子供を犬や猫の動物として扱い、動物を調教するような教育手法が用いられていました。
しかし、
ペスタロッチは、
子供の存在は、
未来への可能性(芽)だと信じて、
「愛」の力によって、
個性を伸ばすことを考えました。
そして、
その信念を実践しました。
ペスタロッチの業績は、大きいです。
彼が
提起した教育は、
現在でも学ぶことが多いと思います。