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【生きる】心が励まされるポエム!ヘルマン・ヘッセの言葉

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みなさんは、
挫けそうなとき、

何かに敗北したとき、

何をして自分を誤魔化していますか?

自分に

嘘をつく、

自分への

言い訳を考える、

誰かのせいにする、

何かに打ち込む、

たくさん食べる、

酒を飲む、音楽を聞く、

まやかしの人間関係に逃げ込む・・・

しかし、

何をしても、

あなたは、

自分の行為と

その
結果である

未來からは、

逃れることはできません。
今回、

「 東京 占い-無料幸運- 」

紹介する
先人の言葉は、

一人、

この
無知と惰性に

甘んじた人間の世界に挑んだ

近代ドイツの偉大な文学者ヘルマン・ヘッセの言葉です。

ISBN-4-04-700122-8

ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse/1877~1962)は、
戦争も
終わって間もない1946年に

ノーベル文学賞を受賞しています。

ヘッセは、
高度に発達した産業社会の中で存在が小さくなる人間や、

二度の大戦争、原子爆弾に

絶望しながらも戦うことを詩に謡(うた)いました。

これから、

その
思いが
込められた

詩を引用します。

ポエム集のタイトルは、

「 それでも

  私の心は

  思っている 」、

片山敏彦・星野慎一(共訳)、
角川書店から出版された小さな本です。
【題名】

『 バガヴァード・ギーダー 』

1942年9月/p.94~96
釈(と)きかねる懊悩(おうのう)に心が充ち、
傷ついて
私は
またしても

寝床の中で

眠られる時々刻々を閲(けみ)した。
火と

死が

地上に
燃えさかるのを

わたしは見た、

無数の無邪気な者らが
悩み

死に

腐るのを。
そして私の心の中で

戦争を

無意味な
苦しみの盲目の

神としてのろった。

そのとき
悲しい

孤独の時間の中に

遠い
追憶が
わたしに響き

聴こえてきた。

そして
太古の

インドの

神々の書が
平安の
言葉を

わたしに語った。

『 戦争と
  平和とは、

  等値のものだ、

  霊の世界には、
  いかなる死も触れぬ。

  平和の

  秤(はかり)が
  上がっても
  下がっても

  世の

  悩みは
  やはり
  減らない
  だから

   お前も

   戦え、

  立ち上がって。
  お前が
  詩力を
  興(おこ)すことが

  神の意志だ。

  しかし、
  たとえ

  お前の

  戦いが
  千の勝利に
  達するとも
  世界の

  心臓は

  やはり

  不変の

  鼓動を
  つづける 』
(引用/終わり)
この
ポエムは、

インドの聖典を

テーマにしています。
この詩の中でヘッセは、

説きます。

あなた

自身が戦うことを

恐れてはいけないということを…
そして、
ここで、
説かれている戦いとは、

弱いものイジメや

人間同士の下品な

足の引っ張り合いや

資源の獲得、

または、

死んだら消える地位の確保をめぐる競争ではありません。
自分を

信じて、

世界に
一つしかない自分の

魂を鋼の如く、

鍛錬していく過程です。
最後に
私たちが

住む、

この

世界は、

常に

躍動しており、

私たちを

取り巻く、

自然の法則は、

星々の天体運動の如く不変です。

ヘッセは、
詩という

武器を持って、

人間世界に挑みました。
さあ、

あなたも

自分の
信じる武器を持ち、

存分に戦いましょう。

人生に

不足は、

ないのです。
そして、

あなたは、

この
世界から

逃げてはいけない。

あなたはあなたから逃げてはいけない!
そして、
この
荒んだ人間の精神が支配する世界で
あなたは、

戦う価値を見出す。

そして、
あなたは、

忘れてはいけない!

あなた自身が

世界の鼓動であることを・・・

【漢字/意味】
懊悩・・・なやみもだえる
閲み・・・あらためる、経る
等値・・・値に等しい・同値


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