【戦争/食事】「戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係 」を読む-東京占い無料幸運-コラム- Column-ISBN-13: 978-4826901956TwitterFacebook0はてブ0Pocket0LINE 2018.08.27 2018.02.23今回、「 東京 占い-無料幸運- 」が紹介する一冊は、現代人が毎日、スーパーやコンビニで購入する「安くて長持ちする食品」のルーツを戦争に求めたノンフィクションです。この本の内容を一言で説明すれば、腐らなくて、工場で作られる食品開発の歴史に関する一冊です。ISBN-13: 978-4826901956著者は、アナスタシア・マークス・デ・サルセドさんで、翻訳は、科学、歴史系ノンフィクションの翻訳に定評がある田沢恭子さんです。本の題名は、「 戦争が つくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係 」です。出版社は、白揚社で、初版が2017/7月4日となっています。ページ数は、384で、読み応えがあります。値段は、2,600円+税です。本の中身を要約すれば、パン、成型肉、レトルト食品、プロセスチーズ、シリアルバー、スナック菓子、缶詰、フリーズドライ・・・!それに加えてガソリンを原料にした食品包装用ラップ、プラスチック容器などが軍事技術の応用だという話です。この本では、主に第一次世界大戦以降の戦争、宇宙開発と米軍の研究所を軸に現代人の食に関する考察が行われています。著者のアナスタシア・マークス・デ・サルセドさんは、北米で有名は、辛口のフードライターであり、本書において、じっくり、コトコトとしっかりとした資料の読み込みを行っています。この本を読むとインスタント・コーヒーは、宇宙開発の成果であるフリーズドライの技術が使われた事実などに驚かされます。それ以外にも、コンビニで売られている腐らないパンや袋入りサラダ、フォミレスで出される成形肉など、読みながら???そして、食べていて???みたいな話が続いていきます。近代の歴史、戦史、食料の歴史に興味がある人は、是非、読んでみてください!Tweet