【傑作/邦画】宇宙人東京に現わる/日本初のカラーSF映画に興奮する-東京占い無料幸運-コラム- Column-映画-東京占い無料幸運-TwitterFacebook0はてブ0Pocket0LINE 2020.03.09 2017.10.25みなさんは、「 宇宙人東京に現わる 」、という傑作SF日本映画をご存知ですか?この映画は、大映東京が製作、1956年1月29日に公開された反戦映画です。1956年の出来事といえば、敗戦国、日本が国際連合に加盟が許された年でもあります。そんな、国際社会の制裁が厳しい時代に反戦と反核をテーマにした、「 宇宙人東京に現わる 」は、画期的な日本初のカラーSF映画でした。この映画のストーリーは、パイラ星人というヒトデ型の宇宙人が科学を乱用する地球人に宇宙の最果てから警告しにやって来るストーリーとなっています。これから、ネタバレがありますが、詳しいストーリーを見ていきます。時は、戦後の日本、世界中で頻繁に目撃される謎のUFOを城北天文台に勤務する若き研究者と偉い博士が追求していく・・・なんと、そのUFOは、パイラ星から来た宇宙人の乗り物だった。パイラ星人の目的は、ただ一つ!地球人による神の火である原子力開発を中止させることであった。そして、パイラ星人は、地球人の女、銀子に化けて、中禅寺湖に降り立ち、城北天文台で、画期的な原水爆の研究を行なう松田博士にその研究の中止を求める頑固な松田博士は、銀子の申し入れを拒否する。その返事に絶望した銀子は、一時、母星に帰ろうと思ったが、心が優しく、慈悲深い、パイラ星人は、無条件で、地球人に迫り来る宇宙からの危機を教える。それは、地球に目掛けて、新天体Rが衝突するというのだ!急遽、国連の会議が招集され、世界中は、パニックに陥る。そして、新天体Rに対して、原水爆ミサイルを大量に撃ち込むことが決定された。しかし、人類の知恵を絞った、原水爆ミサイルの爆発は、空しく、効果がない。新天体Rの軌道を変更することは、できなかった。この危機を乗り越えるためには、松田博士が発見した爆発物、ウリウム101で作った新型原子爆弾しかない!しかし、人類とパイラ星人の命運を握る肝心の松田博士は、闇の武器商人に拉致されていた。心が優しい、パイラ星人は、新天体Rで滅亡する愚かな人類をみかねて、拉致された松田博士の救出に乗り出す。そのときも一刻と地球に新天体Rが迫る・・・パイラ星人に救出された松田博士は、パイラ星人の好意に応えるため、新型原子爆弾に必要な方程式を彼らに教える。間一髪、パイラ星人の宇宙船から放たれたミサイルが新天体Rを粉々に粉砕する。人類は、松田博士とパイラ星人に救われた。これは、1956年のあの時代で現代ハリウッド映画を代表する「アルマゲドン」、「地球が静止する日」、「インデペンデス・ディ」を超える独創的なアイディアと奇抜なストーリー展開である。 とにかく、一度、「 宇宙人東京に現わる 」、を見たら、登場する宇宙人とその世界観は、忘れられないだろう。なお、本作では、あの芸術界の巨匠である岡本太郎がデザイン、色彩指導に参加している。岡本太郎!凄い!とにかく、素晴らしい国産SF映画なので、興味がある方は、是非、見て欲しい!Tweet