みなさんは、
リストラという言葉を知っていますか?
リストラ!
そうです。
サラリーマンが聞くと、
血相を変える言葉です。
日本では、
90年代初頭のバブル経済崩壊後、
企業の首切りとして定着した言葉です。
リストラといえば首切り・・・
解雇!
しかし、
この言葉の本当の意味は、
サラリーマンの首切りだけでは、ありません。
リストラ!
Restructuringは、
再建(再構築)という意味が込められた言葉です。
本来のリストラとは、
世の中の変化に応じて企業の
事業内容を変えることを意味しています。
私たちの社会は、
常に変化しています。
経済成長期には、何もしなくても経営が成り立つ企
業も経済が安定期に入り、世の中が成熟してくる
と、設備の縮小、人員の削減というものが必要と
なってきます。
それでも、
多くの企業は、
生き残りをかけて、
新事業に手を出したり、
経営を多角化したりします。
しかし、
何をしても、
ダメな時は、ダメなのです。
そこで登場するのが、
リストラチャリング、リストラです。
リストラは、
世の中の変化に応じて、
企業内で有望な事業に投資するために
自社内の不採算部門を切り捨て、稼ぎ頭の
事業を再構築することが目的で行なわれます。
リストラが切り捨てるのは、
サラリーマン、従業員、
末端の労働者を含む、
『 おカネ 』を
稼げない部分なのです。
そして、
リストラとは、
外部環境が強いる企業革新なのです。企業がリス
トラを行なうというのは、ぬるま湯に浸かったカエル
と同じく、実際は、手遅れな場合が多いのです。
そして、
企業経営者に
とってリストラで
大事なことは、その方向性です。
何のためにリストラをするのか?
何を再構築するのか?
何を目指すのか?
企業提携、
グローバル化、
外国人労働者の受け入れ、
分社化、M&A、新規事業の立ち上げ・・・
企業は、
リストラをして、
何に対応するのか?
それが、
一番、
大事なことです。
そして、
大中小と会社の規模に関わらず、
サラリーマンは、
常に危機意識を持たないといけません。
そして、
自分の首が
切られることについて、
日々、
サラリーマンは、
考えておかないといけません。
企業社会において行なわれている解雇、
首!
というもは、
日常なのです。
努力すればよい!
同僚を蹴落とせばよい!
売り上げさえあればよい!
上司の機嫌さえとればよい!
自分だけは、
大丈夫なんて思っていては、いけません。
リストラ、
経営合理化、
企業が生き残りを考えることは、
あなたが死ぬこと、
あなたが路頭に迷うことなのです。
決して、
あなたは、
プロのサラリーマンになっては、いけません。
そして、プロの労働者になってもいけません。