日本国憲法を解読せよvol.1東京占い無料幸運-法律学の覚書-Studying Law-法律学の覚書-東京占い無料幸運-TwitterFacebook0はてブ0Pocket0LINE 2018.12.09 2017.05.22みなさんは、日本国憲法を知っていますか?憲法とは、私たちが住む国、国家を定めた法です。この法は、国による統治、それらの統治による様々な作用の原則を定めた基礎となる法です。そのため、普通の法律、一般法のように簡単に変更することができない最高法規となっています。う~?なんか難しいですね。憲法を住宅にたとえるとすべての法律の土台となる部分を憲法にたとえることができると思います。家を建てる土台の構造が家の形や機能を変えます。憲法も同じです。国の形を作る憲法が国の各種機能や法律を形作ります。憲法とは、世の中でたくさんの効力を持つ法律の基礎、土台だと思えば理解しやすいです。すべての法律の基礎、土台となる法律!それが憲法です。そして、この憲法を研究する学問が憲法学といわれるものです。憲法学は、法学の一部門で憲法に関する議論を行う学問です。特に現在の日本国憲法では、憲法を守る護憲と憲法改正を目指す改憲に関する議論が白熱化しています。憲法学者の間では、護憲が多数派ですが、現在の国際情勢(戦争の危機)を危惧する改憲派の人たちも多くいます。そして、この日本国憲法に関する議論が白熱化する大きな理由として、過去の戦争が大きく影響しています。みなさんは、知っていますか?日本国憲法がどこから来たのか?日本国憲法は、第二次世界大戦で日本が敗戦した際に日本の民主化を求めたアメリカによる日本の民主化政策によるものでした。そのため、戦後の日本人は、日本国憲法による民主的な政治や統治を受け入れてきた反面、常に憲法改正の考えもくすぶっていました。日本国憲法の議論において、重要なポイントは、日本の敗戦、米国による日本の民主化政策、この二点です。さらに現在の憲法を考える上で第二次世界大戦前後の違いが、一番、重要なターニングポイントとなります。ちなみに、戦前の憲法は、明治時代に制定された『大日本帝国憲法』と呼ばれるものです。この憲法に関しても、明治以来、多くの議論があり、戦後に制定された、日本国憲法を理解するうえで、非常に重要なキーマンとなります。とにかく、憲法が変われば、私たちの国の形や義務、権利と日々、信じている価値観が大きく変わる。これが、大事なことです。また、憲法の勉強や憲法の議論に関して、大事なことは、いきなり、答えを求めることでは、ありません。私は、護憲!オレは、改憲!といったように憲法の歴史や専門家の意見を押さえずに世間の議論を鵜呑みにしないことです。自分自身がまずは、憲法を読み、自分自身が憲法を解釈する。そこが憲法学のスタートです。また、実務のない憲法学の専門家がおこなう議論は、面白いものがあります。私たちが生まれた時に科せられる義務と権利!そこから、抜け出すためにも、憲法の勉強が必要になります。自由と法律は、表裏一体です。それは、まるで北半球の北斗七星、南半球の南十字星のような関係です。そして、憲法は、私たちの人生だけではなく、国家、地方公務員試験でも、行政、司法関係の試験でも、大きなウェイトを占めています。憲法を学んで損は、ありません。また、最近では、憲法改正に関する議論など、私たちの憲法は、日々、白熱化しています。そう!憲法は、最高にクールで一番、ホットな話題です。今、憲法が熱い!これから、日本国憲法の考え方や憲法の成り立ち、専門家による憲法解釈、統治、人権などの概念や六法との関係、それらに付随する疑問や問題ついて、詳しく見ていきましょう。Tweet