入門者のLinuxのススメ-東京占い無料幸運-コラム- Column-BLUE-BACKS-LinuxTwitterFacebook0はてブ0Pocket0LINE 2018.08.27 2017.05.16今回、紹介する一冊は、私たちのコンピューターを動かすOSの一つLinuxの入門書です。この『入門者のLinux』(講談社/1160円+税)は、BLUE-BACKS-Linux科学技術系図書に定評のある講談社のブルーバックス新書から出されたものです。新書ですがページ数は、三百以上もあります。著者の奈佐原顕郎氏は、大学の研究者でLinuxを日々、実践しています。本書は、Linuxの意義からシェルを中心とした使用法、さらにシェルを組み、シェルを自由自在に動かすプログラム操作法やワンライナーを重点的に解説しています。ワンライナー?映画に出てくるハッカーが使っているカッコイイやつです。使用するLinuxは、Ubuntu Linuxです。著者は、大学で数学・物理学基礎教育に携わっているため教え方がとても上手で本書は、読みやすく丁寧な解説になっています。新書サイズで入門から応用までのLinuxがこれ一冊で学べます。しかし、前回、紹介した『新しいLinuxの教科書』(SB Creative出版/2700円+税)とは、大きく違う点は、Linuxのダウンロード、インストールといった環境設定に関してPC操作に不慣れな初心者には、やや難しい点です。『新しいLinuxの教科書』(SB Creative出版/2700円+税)では、仮想環境一択での設定法と使用法が詳細に書かれていたのでLinux初心者が混乱することは、ないですがこの、『入門者のLinux』では、Linuxの環境設定に関して、HDDの取替え、デュアルブレード、お手持ちPCのLinux専用化など安全策として仮想環境の使用といろんな方法を説明しています。しかし、Linuxの導入部分がやや不親切な印象を持ちます。理系向けの本なので詳しい環境設定に関して解説が不要だったのかもしれません。本書の副題が「素朴な疑問を解消しながら学ぶ」とありますが、初心者には、やはり、「素朴な操作を解消しながら」というのがいいのかもしれません。私としては、右も左もわからないLinux初心者なら動作は、重いですが仮想環境でのLinuxの使用をおすすめします。著者曰く「 そのうち慣れるから! 」、是非、理工系の大学生、その他PC愛好家、引き篭り気味の若い男性、何かに打ち込みたいと情熱を余らせているインドア派の方は、こんなに親切な良書があるわけですから一度、Linuxに挑戦されてみては、どうでしょうか?Tweet