『猿の惑星』1963を読む-東京占い無料幸運-

コラム- Column-
LA PLANETE DES SINGES

万物の霊長という言葉があります。
この言葉は、
中国の古典『書経』の中で書かれていた言葉で
人類は、

万物の中で、

もっともすぐれた霊妙な
存在であるという意味を持っています。
しかし、
この宇宙探査、
科学技術万能の時代に
誰もが漠然と
夜空を眺めるとき
宇宙のどこかに人間を
こえた存在がいることを
私たちは、直感的に知っています。

この『猿の惑星』は、

1968年に映画化されており、
その物語の進行と

結末が

今日でも衝撃を
持って語り継がれています。
『猿の惑星』に関する映画は、
その後もシリーズ化されて、
多くのファンを獲得しています。
しかし、

この『猿の惑星』は、

映画の印象が強いため、
あまり原作が読まれていません。
今回、紹介する 『 猿の惑星 32版 』 は、

LA PLANETE DES SINGES

東京創元社SF文庫から出されたものです。
原作は、映画のストーリーとは、
大きく違いますが、
猿が人間を支配する世界を描いている点は、
変わりません。
地球では、私たち人間が
猿を支配しモルモットにしています。
『猿の惑星』では、
猿が人間が支配しモルモットにしています。
これを読むと人間と猿が逆転した
恐怖の世界が体験できます。
著者は、
フランス人のピエール・ブール(Pierre Boulle)、
ブールは、
第二次大戦中に
日本軍の捕虜になった苦い経験があります。

明治開国後、

西洋近代文明を
すべて受け入れた日本人に
欧米人が
支配されるという図式が

本作には、

盛り込まれているといわれています。
しかし、

ブールは、

社会風刺が目的であり、

そのような、

アジア人蔑視な

評論は、

著者の意図を
少し読みすぎているのではないかと思います。

ページ数も

そんなに多くありません。
二百数十ページと普通の文庫本です。

SF小説 『猿の惑星』、

興味がある方におすすめします。

SFというよりは、

大人向けの童話です。